2016年6月15日水曜日

天然で天使




とある日曜日、
いつものように娘と2人で過ごしていました。

午後4時頃です、その日の用事もほぼ終わらせたけどまだ陽は落ちないので、
近所の公園に遊びに行きました。

娘と2人で適当に遊んでいると、
娘の保育園の友達3人とそのお姉ちゃんが2人、
合計5人の女の子がワチャワチャとやってきました。
保育園の3人は仲の良い3人組です。保育園でもすでにグループぽいのが出来ているのです。
ママは、そのうちの一人の女の子のママが来てました。

お休みの日に保育園以外の所で会ったという事がお互い面白かったのか、
「アオイちゃ~ん」 「○○○ちゃ~ん」 とハイタッチしていました。
テンションが上がったウチの娘は嬉しそうで、その友達らと一緒に遊びたかったのか、
その5人の後をニコニコきゃっきゃしながら付いていきます。

しかしその5人は気心しれたローカルな5人らしく、
その5人だからこその空気感で、5人で遊んでいます。
もちろん子供なので悪気なく。

娘も混ざりたいのでしょうが、後ろをついて歩くだけで、5人が何遊びをしているのか
分かっていないようです。

5人はまるでウチの娘はいないかのように遊びを続けています。
みんなで列をつくったり、
向かい合わせで笑ったり、
順番に遊具をくぐったり。

こんな感じ、子供の頃よくありました、私も。
このアウェー感、誰しも経験あるのでしょうか。
私は転校が多かったので、ひときわ思い出にあります。

親である私が出しゃばってもダメです、子供には子供の世界があるので、
私は遠くでブラジル体操をしながら眺めているだけにしています。
オイッチニーおいっちにー。


そんな感じで、5人+1人の遊びは5分程した頃、
別のママが公園に到着しました。「ガリガリくん買ってきたよ~」 と。
ママはもちろん5人で遊んでいると思っているので、ガリガリ君は5つ+ママの分です。

5人の女の子たちはアスレチックの上から、
「わ~!やったー!」 とママが来た方へ一斉に走って行き、速攻でガリガリ君を食べ始めました。

娘はアスレチックの上からですが、自分の分のガリガリ君は無いと感じたのか、
ママに対して人見知りしたのか分かりませんが、みんなの後を追う事はしませんでした。

そして娘はアスレチックから降りて、砂場に行って1人で遊び始めました。
その背後で5人の女の子たちは、美味しそうにガリガリ君を食べています。

ここで私は堪らなくなってしまい、ダメですね、娘の元に近づき声をかけました。
「お砂場遊び楽しいそうだね。 でも父っちゃんと鬼ごっこしない?」
座ってお砂場遊びするより、走り回った方が、気が紛れるかな と
勝手に思ったのでしょう、あの時の私。

彼女はニコーっ と笑顔になり「ウン!鬼ゴッコシヨウ!」



そして2人で、鬼ごっこともカクレンボともつかない遊びをして走り回りました。
走り回る彼女は、最高の笑顔です。
その2人遊びも5分程経過した頃、女の子達はガリガリ君を食べ終わり、
先ほどの5人遊びの配置に戻り始めました。

娘も、私との鬼ごっこの途中ですが、スーっとその5人遊びに戻っていきます。
私はまた1人でのブラジル体操に戻ります。
オイッチニー。


相変わらず5人でのローカル遊びは変わらず、娘は合流しているのかしていないのか、
大人の目線では分からない状態です。

それでもそれもそれから5分程したころでしょうか、
少しづつ5人が娘を認識し始めて、彼女も混ぜた遊び方に変わっていきました。

それからはしっかりみんなで遊べて15分程かな。
最後はバイバーイと。
明日また保育園でねー と。

子供たちは天然で天使。


なんてことはない日曜日の午後、色々な事を感じた父親でした
彼女が何を思ったか、分かる由もありませんが、
私は気を揉みすぎなんでしょうね。
放っといたって、大きくなるでしょう。
焼き鳥のなかではつくねが好きです。






2 件のコメント:

  1. なんでだろう。泣けました。

    返信削除
    返信
    1. いつもご愛読ありがとうございます。
      気を揉み揉みしすぎですね。

      削除