2016年7月27日水曜日

ファミリア





祖母の卒寿祝いに、親戚一同で箱根旅行に行きました。
一泊二日です。

この位の齢になってくると親戚内でも、
もう実際は何歳なんでしょう的な伝説や言い伝えみたいな笑い話になってきますが、
その辺ももうアバウトでいいですよね。
そして私は祖母の半分も生きていないと考えると凄いな~と思うし、
まだまだ長生きしてほしいなと思います。
親戚で集まると、40も過ぎた私が若手なのですが、
若手と言っても若いわけでなくその若手でなく。
なんと言いましょうか、例えば重いモノ持つとか、幹事とか、車の運転とか、乾杯の音頭とか、
天袋のモノを取るとかそーいう事を先陣きってやる役割のその若手でして、
それもそろそろ次の代に譲る頃なのでしょうが、ウチの子なんてまだ4歳だし、
そんな時に私はまだ人間としての義務を全うしていないな と思うのです。

40にもなれば中学生くらいのヤンヤした子が二人三人いてもおかしくないでしょう。
まあこの辺、各々の歩んできた人生です。
祖母も母も年をとり、我々子はそれと同時に新しい仲間や新しい命を増やすのが、
子として、人間としての使命のような気がします。最近。
頑張らないとです。

同じく自分もどんどん年を取り、子供も家を出ていくでしょう。
そんな未来、
盆正月にでも子供たちや家族が集まってくるのはこれ以上ない幸せなんじゃないかと、
将来の事ですがたやすく想像できます。

私は妹が二人いる三人兄妹で、それは小さい頃賑やかで良かったと思いますが、
その次の代が続いておりません。謎です。

冗談みたいな大家族とかTVでも取り上げられたりしていますが、
ああいうのは小さいときはもちろん年を取った時も楽しいでしょうね。
日本中の子供たちも夏休みに入り、
うちの隣の大きな旧家にも各地から子供らが集まっているようで賑やかな声が聞こえてきます。
虫かごと麦わら帽子と蚊取り線香の香り。
私も夏が大好きです。



宿でのディナーのあと、祖母の泊まる一番広い部屋に集まってしばし歓談をして、
そこで娘に歌のリクエストがあったのですが、もちろん彼女はそこで歌えるわけもなく、
自分たちの部屋に戻ってから、ダンスアンドシングです。
この位の年齢の子供によくあるオリジナルソングです。
♪カマワない~ ♪カマワない~ 
意味不明な歌詞です。

子育てした方は分かると思いますが、子供のつくる歌って本当に凄いです。
やつらの衝動や感性が一瞬に詰まっていて、神々しくすら感じます。
天然の創造物ですね。






宿に着くとまずポケットの中身は全部出して1箇所に並べて自分の基地にします。
そして、明日着るモノとか、既に着たモノとか丁寧に分けて
かつ視覚で分かるように配置するのが大好きです。
もちろんバッグインバッグは大好きです。
この辺、妻は真逆でしてグシャグシャのまま進行するお方なのですが、
そんなギャップを超えて暮らすのが夫婦ですよね。

初夏の箱根、最高でした。






ファミリア

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