2016年9月16日金曜日

自宅のフローリングのこと



3月に引っ越して半年、やっと部屋が片付いてきた感じがします。
それにしても手間もお金もかかりました。

清掃したりカスタムしたりもそうですし、ちょっとした収納箱や衣装箱など、
手間とお金をかけたシワ寄せがジワリジワリと、ボディーブローのように効いています。
この夏。マネーがありません。

引っ越し、そのイベントに直接かかる費用もそうですが、
少しずつ間接的にかかる費用も大きいですね。



その長いプロジェクトも後半戦。
今回は床面。フローリングワックスを、リフレッシュします。

現状のフローリングワックスは、もちろんかつての入居者の頃から施工されてたもう何年モノかで、
汚れ、削れ、水アカなど目立つ状況です。

またワックス特有の、
水滴を放置したと時にスポットマークが残るあの特性がちょっと嫌、
子供の食べこぼしが目立つあの艶有りがイヤ、と、
どちらもちゃんとこまめに掃除すれば回避できる事なのですが、
なかなかそうもいかない事もあるので、
今回はワックスでなく、床用水性塗料(艶消し)を施工してみます。

施工範囲は、廊下~キッチン~ダイニングと、歩行頻度・使用頻度が多いエリアにします。
和室はもちろん、寝室は今回はシカトします。




その廊下~キッチン~ダイニングですが、半分ずつ2回(2日)に分けて施工します。

塗る順番に頭を使わなくても良い、
塗りたてでも、部屋の中を行き来できる、ためです。

施工範囲をマスキングテープで区切ります。
右方の和室をビニールで養生しているのは、後の削り粉が和室に入らないようにです。


工程や移動を考えて、1回目施工範囲と2回目施工範囲を考えます。
巾木にも塗料が付着しないようにマスキングテープで養生をします。
この辺の作業、実は最高に好きです。
マスキングテープを貼る場所によって、テープの幅や粘着強度を変えて貼ります。


冷蔵庫やユニットシェルフの下も施工します。
これはサッパリしますね。考えただけで気持ちいいです。


廊下の建具の吊元周辺の所。
マスキング養生が楽しすぎます。養生フェチです。
 マスキングの精度が、そのまま仕上がりの美しさに反映されます。




この日の1回目施工範囲をマスキングテープ養生をしたら、
アシレックスという簡単に言うと布ヤスリみたいなモノで
旧ワックス膜をシャリシャリ削ります。
旧いワックス表面についた汚れを落としたり、
ワックス膜を薄くしたり、膜段差を滑らかにするのが目的です。


みるみる汚れを除去できるのはやっていて気持ちがいいです。

 ワックス剥離剤などを使用して膜を除去するのは、
リスクが大きいのと、本気で芯から綺麗にするのは手間がかかりすぎたり、
結局実は綺麗に剥離できない場合もあるので、あまり好きではありません。

冷蔵庫の下になる部分をシャリシャリ削っています。
うっすら白く見えるのが、削り粉です。
 手削り感覚は嫌いじゃないのですが、
さすがに疲れが出てきたので、途中から電動サンダーを使いました。
間に挟むパッドやヤスリの番手などご注意ください。
フローリングの端部など、削りすぎて色ハゲの可能性もあります。
 オービタルサンダーBO5030でシュワシュワ気持ちよく削りましたが、終わった時に
makitaポリッシャーPV7001を試用するのを忘れた事に気づきまして、
それは2回目に試してみようと思います。

シュワシュワ削ったら、適当な住宅洗剤を使用して清掃です。
 もうね、こういう普段手の入れにくい所や、
汚れ付着の酷い所をピカピカにするの、分かりますか。最高です。
 戸当たりの周囲の汚れが綺麗になるのはたまりませんね。
この後、この床にクリヤー塗料を丁寧に塗る、
それを想像すると、この前工程の清掃にも力が入ります。


洗剤清掃の後は、掃除機をかけます。
主に目地部に詰まった削り粉を吸い込むイメージです。
 もう全ての工程が楽しいです。なんなんでしょうか。



さあ! トップクリヤーを塗ります。
塗料は、水性VATONフロアー艶消し(大谷塗料)です。
工程・工法によっては、小学校の床にも施工実績のあるモノです。
そして敢えての艶消しです。この艶消しはかなり艶がありません。

艶有りはメンテナンスをしっかりすれば最高に格好いいのですが、
メンテナンスを少しでも怠ると、ダメさが目立つのです。汚れやスリ傷や曇りなど。
なので艶消しにしてみました。
艶消しフロアは施工例が少ないので、経年変化も見てみたいからです。
 右上のコロコロ(フローリング用)は、塗る直前にコロコロします。
直前に小さなゴミや毛などを除去してくれて、ゴミ噛みを防いでくれます。

塗布用モップは3種類準備してみました。
左・・・コーティング剤用6mm毛
中央・・・コーティング剤用12mm毛
右・・・一般ワックス用
です。

こういう製品はいくらレビューを見ても、自分で使ってみないとなんとも言えません。
比較検討するためにも、ひとまず3種を試してみます。

このサイトで購入したのですが、
ワックスモップの種類がたくさんあって、選ぶだけでも燃えます。萌えます。


塗り塗りですが、まず端部を刷毛で塗ります。
塗料粘度がドロいので、コテバケより刷毛の方が塗りやすいです。
刷毛で細かい所、狭い所を塗ってから、デカモップで全体を塗ります。
 しつこいようですが、
こういう細かい所のリフレッシュ、最高に気持ちがいいのですがどうですか。



この辺、共感できる仲間と一緒に仕事がしたいと、常日頃思っています。
 隅々まで。
ちゃんとムラなく。
巾木も汚さず。



さて前述したモップ3種ですが、実はどれも今回の塗料にはマッチしませんでした。
粘度が高すぎて、モップではなかなか伸びてくれず、塗りにくいのです。
こういう場合3つのモップは無駄ではありません。
コーティング用ワックス用モップは適していない というデータを身を以て勉強できたのです。

急遽、ローラー刷毛を出動させます。
 フラットなフローリング材なので、短毛がいいと思いますが、
手持ちが中毛しかなかったので、中毛で施工しました。

モップに比べ、塗りやすさは改善されていいですが、中毛だからでしょうか。
気泡が出やすいです。
 なるべく気泡の出ないように塗って完了です。次回は短毛を試してみます。

一膜目がしっかり乾いたら、この後2度塗り目をします。
それでこの日の作業は完了です。


施工前との比較です。
 ルックスは好みが分かれますよね。
今回は強度も狙っているので、それは今後の生活を進めてみて比較したいと思います。


次回は今回塗っていない範囲の施工です。

それにしても、こういう作業が楽しくて仕方ありません。
体質として、性質として、事業主として、ガッポリ儲からないない性格な気がします。


ワークの定義については、いつも考えています。






0 件のコメント:

コメントを投稿