2021年9月17日金曜日

夏の日々(お弁当




火曜日、エアコンが寒すぎるスーパーマーケットに長居してしまい、喉と鼻をやられてしまった。
ツツーと鼻水が出たり、喉がガラガラする。熱はないが鼻と喉の薬が欲しくてクリニックに行った。クリニックに行くのは手間がかかるが、処方される薬は安いし市販薬より断然効くので好きだ。

その3日後、真夏なのにちょっと気温が下がった金曜の夜、汗をかいたまま部屋の窓を開けたまま眠ってしまった。うとうとする記憶の中で23時頃から寒いと感じていたが、窓を閉めることも肌掛けを1枚足すことも怠って睡眠を続けてしまった。26時頃から寒気に変わった。完全に風邪のあれである。 やってしまった。

翌朝土曜日起床すると体温は38.5。
風邪である と素人が判断するにはよくない事態である世界は。

それからわちゃわちゃあって、PCR検査を受けてちゃんと陰性であった。
体温の経過をみるにあたり、救急箱の体温計を引っ張りだした。
どれも10年やそれ以上我が家にあるのでは。1つは黄ばんでるし。
ベッドの中で暇なので、色々な体温計がある事を勉強した。
体温計には脇専用と口中専用がある。詳しく測れる女性専用もある。小数点第二位まで測れるようだ。
それと実測式と予測式がある。予測式には実測使用も可能なモノもある。

我が家の3つの体温計。
1. 脇、口中兼用で実測式。
2. 口専用、女性用で実測式。
3. 脇専用で予測式。
とバラバラで驚いた。特に口で測る事なんてしたことないし。
適当に買っていたが、次はちゃんと調べて買おう。


・・・


夏休みでも学童に行く子供たちよ頑張れ。

同時に父母も頑張らねばならないのは、お弁当を持たせることだ。
私は夏の朝は早く起きれるのもあって、夏休みのお弁当つくりは苦にならない。
 夏休みはほぼ私が作る。
逆に寒い冬は全く起きれないので、冬休みはほぼ妻が作ってくれる。妻よありがとう。

4年生の娘はこのキキララのお弁当袋がいやだと言う。もちろん3年程前に彼女自身で選んだモノだ。
こういう好き嫌いの成長は子供に突然来るから困る。


私も幼稚園の頃の記憶がある。
4歳位の私、明日は幼稚園の遠足だ。そんな遠足前夜、我が家にはキティちゃんの赤い可愛い水筒しかなかった。母が好きで買ったのか、それより小さい頃私が選んだのかは記憶にない。とにかく明日の遠足にキティちゃんの水筒では絶対行きたくなかった。
私はグズって、父母を困らせた。

父母はキティちゃんの水筒を、父のハンカチで風呂敷のように包んで持っていく事を私に提案した。そうすれば可愛いキティちゃんは見えない。
私は全然納得出来なかったが、もうそれしかないのであろう。私は半べそで就寝した。


翌日の遠足当日、私は父のハンカチで包まれたキティちゃんの水筒を持って登園した。
みんなで先生のお話を聞いている時に、1人の園児が私の水筒に違和感を感じたのであろう、先生に声を出した。
“ せんせー!タカシくんのすいとうがハンカチでつつまれてる~ ”
全く悪意はない園児の発言である。
あら?どうしたのかしら?と女性の先生は私に問いかけるが、引っ込みがちな私は上手く答える事が出来ない。下を向いて黙っていたのではないだろうか。

先生は優しくて、中身が漏れてるのかな?それだと大変だから先生に見せてねと言い、ゆっくり父のハンカチをめくっていった。
結び目をほどき、キティちゃんが見えるか見えないかくらいの所で、先生はまたすぐに水筒をハンカチで包み直した。
そしてみんなに聞こえるように、はーい、タカシくんの水筒は問題ありませんでした~ と事態を終息させたのだ。

小さな私はとても嬉しかった。
先生はキティちゃんの水筒が見えて、私の気持ちを一瞬で察してくれたのであろう。



そんな過去もあってか、私は娘の周りの文具とかバッグとか洋服とか、すぐ買ってあげてしまうのだ。もちろんお弁当袋も買った。
だれか叱ってほしい。






 

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