2025年12月4日木曜日

大島一周道路 03




最終日の朝、快晴である

 
快適系バンガローが10棟程立つアクティビティスト向けの宿だと思う
もちろん我々のように自転車で訪れるにも使いやすくてよい

客は我々の他には5組位で、その人達はみんなダイビング客だった。


おかげさまでぐっすり眠れた なんて言うのは私だけで、
久さんもフジタ君も森のいびきや壁を蹴るドタバタ音、二人の頭上を跨いで行く夜中のトイレのせいで眠りは浅かったよう。
おまえは普通に暮らしてるたけで周囲に迷惑をかけてる事を知れ といつも妻に言われている。
妻におまえと言われた事はあるか の話をしよう。



バンガローから海岸までは300mほどだろうか、三人で早朝の散歩に行った
この辺りの海岸は溶岩地で黒く険しい岩場だ。
もしこれが砂浜のビーチならば大きな観光資源なのだろうが、そうもいかない点も大島らしさであろう


宿の食堂で朝食を食べながら、今日の東京竹芝ターミナル行きの船がどちらの港に来るか調べる。
岡田港と元町港のどちらか、その日の波の様子や天候により船が着く港が変わるそうだ。

そんなtipsも自分達が島にいる事を気付かせてくれる





朝食の後、最後のライドは、宿→岡田港→元町港
これを完走すれば島1.125周だと久さんは言う
今日走るエリアは森さんがイメージする島一周の風景ですよ とフジタ君が言うように、素晴らしい海岸線を走る

そうそうこれ、The 島一周


岡田港は今日は船が着かないので閑散としてた
土産屋と弁当屋はかろうじて開いていた
この島で染めた手拭いを購入した

港の職員しかり、近隣の商店しかり、船が着くか否かでその日の仕事、動き、生活が変わるのだろう

島時間で暮らす方々の気持ちと空気と誇りを感じる旅だった

この島ではスリーポインテッドスターもエグゼクティブラウンジも走っていない

それは生きるという本質を見誤っていない






ランチ

岡田港で購入した手作り弁当を元町港で食べる
弁当をどこで食べるかでも、森はゴタゴタ騒いだ気がするな
フジタ君が、あそこの大階段で食べましょうと提案してくれたのに、
ちゃうな~!と自分勝手な事を言った記憶がある





このあとの竹芝行きの船は14:30発だ

昼頃から徐々に船の乗客らが港に集まってくる。
一昨日の往路の船で見た顔も多い。釣りやダイビングや島一周、みんなそれぞれの島を満喫し、これから東京に戻る。

3日目の日曜日、大島発14時30分→竹芝ターミナル着20時、
良く出来たダイヤだ
そして明日の月曜からいつもの日常に戻るというジャストフィッター。


埠頭先端のコンテナまで自転車を届ける
往路と同様、このままコンテナに載せる1800円
一切の安全柵のない埠頭はいつ来てもハラハラするが、
それよりも船の接岸を優先させている点を考えると、大きな事故は無いと言うことだろう





咥えタバコの港湾職員達と共に自転車を積む
自転車と自転車の間にはプラダン的ななにがしかを挟む程度
我々のようなエブリディバイクなら望むところだが、夢の繊維のようなキンキンのロードは控えた方か吉か。





それぞれの想い出をのせ出航

ボワアーーー!(汽笛)

さらば大島
さらば激坂
さらば道に生息する白い羽虫
さらばキョン
さらば最終日の露天風呂に来たギャル
さらば夕食の時に水中動画を見せてきたダイバー
さらば左右サイズ違いのクロックス
さらばスニーカーも洗えるコインランドリー
さらば女将
死にたい位に憧れた花の都大東京に、不本意なから戻ります


レンタル毛布100円で寝るフジタ君
恐らくだね、元気なのは私だけかと思う。
好きに騒いで、好きに寝させてもらった私だけは元気。


三日間の島での生活を過ごした船客達は、俗世間を離れたハナタレのようだ。
座り込んでビールを飲み、甲板に寝転ぶガールだって珍しくない。
靴は汚れ、無精髭も伸びる


そんな中、この復路シップのオモロい点は横浜港に寄港する。 

横浜港から竹芝までナイトクルーズ的な企画乗船を催していて、横浜港から新たに乗客(ほぼカップル)が沢山乗ってくる。
船は竹芝までのデートクルーズになり、小綺麗にお洒落したカップルがデッキに溢れるのだ。

明らかに空気が一変したのをハナタレ乗客全員が感じた

ついさっきまで泥臭く島で暮らした我々にその花束、そのカルティエ、そのミニスカート、そのドルチェ&ガッバーナ は刺激か強い。

デッキに僕達の居場所はなくなった

夜景は最高に素晴らしいが、早く竹芝に着いてくれ。



久さん、フジタ君、楽しい旅をありがとう

あんなに辛い島一周だったのに、もう行きたいのは何故だろう


Fin







2025年11月24日月曜日

大島一周道路 02

 


スタート地点の港を出発して、わずか10分で私は心折れていた

ずっーーーと登り坂が続いているからだ

一番軽いギアで、立ち漕ぎで、歩くほどのスピードで、自転車でゆっくりゆっくり登っていく。これほどまでの登りとは思っていなかった、それが永遠と。

はるか前方をフジタ君は軽々と、その後ろを久さんはじりじりと登っていく。


フジタ君!もう一度ディレイラーとちゃんと向き合って直そう!

と彼のディレイラーの不調を理由に道中の公園にピットインした。私は自分勝手な男である。

これは島一周なんてユルい言葉はマッチしないぞ、ハード登山だ。

ちょっと考えれば分かることだよな、三原山を頂上とした火山の塊なわけだよ大島は。
連れてけと騒いだ私が一番足手まといである。

ディレイラー直すって言ったって変速機のメカなんて分からない我々は、故増田の兄貴に思いを馳せるだけ。増兄~! 
結局フジタ君はフロントミドル縛りで走る事になる。



地獄の上り坂は続く
あのカーブの向こうは、、と望むも、その先も登りが続くのだ
それでもディレイラー不調のフジタ君が一番速い

彼はいつものバックパックを背負って走る
旅だからと特別な事をせず、いつもの生活の延長のように島一周に臨むスタイルは素晴らしい

姿が見えなくなるかならないか辺りで、遅い私の到着を待ってくれている
 



・・・



AM10:30頃

島半周はしたかな

眼下に見える波浮港
あの港に美味しいコロッケ屋があるから行くぞって。

ここから港まで下るという事は後に登る事が必然。それを考えると頭がクラクラした。
しかし、旅の醍醐味は道草、もちろんコロッケだって食べたい。

よく見ると、港には昨夜の竹芝で絡んできたガイド君ご一行が見える
だぜ、だぜ、だぜ





Very good  Co -rocket
裕次郎みたいなロケーションで最高のコロッケを食べる
疲れた身体にカロリーが染み入り、めちゃくちゃ美味い


島の田舎っぷり、何も無いっぷりは想像以上だった
到着した岡田港は早朝だからか閑散としていたので目安にならないけれど

この波浮港だって、このコロッケ商店が1軒あるだけだ
食堂なんてなく、手に入る食べ物はこれだけである。

ここまでの道中に自販機はない。
島の住民は飲料1本買うにも車に乗る生活なんだと思う。







PM1時頃かな、島一周の80%ほど行った頃、ポツポツと雨が降り始め、あれよあれよと本降りになった。予報通りである。

一気に気温が下がった
雨で濡れた身体に受ける走行風はめちゃくちゃ寒い
mont -bell を着るタイミングも逃した
どれほどだろう、どしゃ雨の中30~60分位走った


ゴールの宿まで残り僅かという所で、町営的な小さな露天風呂に駆け込んだ
ビショビショでは宿に迷惑かける恐れがある、この風呂で一旦整えよう色々と。
寒すぎるし



アツアツの露天風呂で生き返った
雨でバウムクーヘン地層をスルーした事、本島の方角の事、山口県での活動の事、娘の小学校の大島旅行の事、野方に戸建てを所有する生活の事、ドクターヘリの事、額縁製作の事、妻が飲みに行った夜に誤っていつものようにドアガードを閉めてしまった事はあるか の話をした。



もう湯舟から出る気はしないし、雨は止まないし、そしてこの後何を着ようか。
スニーカーだって芯までじゃぶじゃぶである。

予報ではこの雨は夕方には止み、明日は晴れる
大丈夫大丈夫




・・・



露天風呂から自転車で5分、ほうほうのていでチェックイン

バンガロータイプ
およそ6畳にベッドとローテーブル一つ。
今夜の宿、最高である。
宿担当の久さんのナイス選択。
着替えも済みポカポカ、ショッピングセンターべにやで酒も入手し、雨も止んだしな、
ビールを一口飲んで夕飯まで少し寝よう。

ベッドじゃんけんでゴタゴタ騒いだ私はじゃんけんせずにベッドをゲットし、久さんとフジタ君が床で寝ることに。
私はなんて自分勝手なんだ


昨日からの疲れとさっきのビールが効いて三人とも爆睡した。
この後の夕食は18時30分と頼んである、18時25分までは眠れるぞ


予定より早く17時45分頃にバイトの女のコが「そろそろ夕食どうですか~?」と迎えに来た。
3人とも “早いよ!もうちょっと眠らせてください” と思ったけど、カワイイ子に言われたら返事はハイ。





バーベキュースタイルの夕飯、最高である。

外野席

私は恐らく鶏、豚、牛の順に焼けとかうるさい事を言ったと思うが、すいません記憶がない。
妻にはいつも言われている「だから友達いないんだよ」

厨房仕事が一息ついた女将がビール片手に来て、くだを巻き巻きしていくのも込みのディナータイムだ。
かつて中野坂上で働いていたという女将は、フジタ君の野方在住に食い付いたけれど、フジタ君も久さんももっと彼女に優しくしてください。

大丈夫大丈夫、熟女とおしゃべりするのは好きなんだ僕は。



先に酔いつぶれた私は二人より先に寝床についた。
昨夜と同じ流れだ。

そう、いつだって自分勝手で申し訳ないと、反省だけはする。










2025年11月15日土曜日

大島一周道路 01

 





伊豆諸島の一つ大島を自転車で一周する。
久さんとフジタ君にお誘い頂いた、というか私も連れてけと騒いだ。

彼らにとっては過去に幾度も全クリしてるイージーステージであるが、私には竹芝桟橋までだって大冒険だ。
東久留米からは30km程ある

そうさ東京湾の竹芝桟橋から船に乗るんだ。




13:30 東久留米出発

船の出航は夜の22:00だが、素人の私は早い段階で竹芝エリアに入っていたいと思い
昼飯を済ませたら出発した

久さんから連絡が入った、彼も早々に竹芝目指すと。
金曜日だぜ、二人ともヒマか。


新宿副都心通過

サイクルボーイ志木でリフレッシュされたマイバイクはすこぶる調子が良く、乗っていて楽しい!自転車ってこんなに楽しいものだったとは!

新宿のモンベルとハンズに寄って、最終調達を済ます

ここまで何度も休憩を繰り返したのでこの時点でもう15時半頃。
ピストバイクで魂磨いてた頃と違い、ジェントルなライディングは心も体も疲れなくていい
なにせ本番は明日だ、今日のうちに疲労するわけにはいかない。


久さんは既に日比谷公園に到着しノンビリしてるようだ
まじであの人は #ど暇クラブ

フジタ君は連絡がつかない。ちゃんと忙しく最後の仕事を整えている頃だろう


竹芝客船ターミナルに到着する頃は陽も落ち始めていた
ここで久さんと待ち合わせ
金曜の夜22時出航のプラン、よく出来ている。
金曜日仕事を終わらせて、その足で島行きの船が出るっていうジャストフィッター。

そんな社会からはじかれた我々はこの辺で居酒屋へ行こう。
船内での晩酌が楽しみなのでここで呑みすぎてはいけない、頭で理解しているはずだったが全然だめ。仕事を終わらせたフジタ君が合流した頃からの記憶がない。


居酒屋を出てコンビニで酒を買い、ターミナルで乗船手続きだ。
出発前というこれこそ旅のピーク




自転車はそのままコンテナに預けられるのがいい
1台1,800円
ちなみに輪行バッグに入れて手荷物として船内に持ち込めば 0円である。
フジタ君はささっと輪行バッグで入船した。
故増田の兄貴から譲り受けたsunrisecycleだ。


大島一周狙いのチャリダーは他にもいる。30~40人かな。
ガイドツアーもあるようで、そういったガイドさんはこの船での大島行きは慣れているのだろう。サイクリストを10人程引率してめちゃくちゃイキッてるガイド君がいて面白かったな。
 
ガイド君は我々に声を掛けてきた。

“ 今日混んでるからな、君らの自転車載らないかもしれないだぜ、ぜ、ぜ!!! ”

“ そうなったら君らはどうするつもりぜ?!ぎゃっはっは! ぜ?ぜ?ぜ?” 

でも全然載ったから、あれいつものシナリオなんだろうな。



それと釣り人、彼らは大きなクーラーボックスをガラガラ引いている。
つまり島で釣った魚をTokyoまで持って帰ってくるんだな。美味しそうな趣味だ。

あとはダイビングやる人たち。
この人達は見分けが付かない。




我々は一番安い雑魚寝室と同等の椅子席
青春18切符のような雑魚寝もいいけど、椅子席で良かったよ。
船担当のフジタ君のナイス選択である。
このあとブラインドを下げれば、プライバシーも確保される。スマホも充電できる。


船内の散策をしたり、デッキに出たり。
みんな浮足だってるのだろうデッキには結構な人がいる
東京の夜景を見ながらのビールは楽しい。

私は二人より先にシャワーを浴びて、そのまま眠った。
カメラロールに船内のシャワー室の写真が残っていることによりシャワーを浴びたらしいと分かる、くらいは記憶がない。

10月初旬の船内、ほんのりエアコンが効いてて私には寒いが、レンタル毛布100円を利用してよく眠れた




 

・・・


夜明け

AM6:00

岡田港より The大島 上陸
さあ、これから島一周だ。

全長およそ46km

アップダウンの強い峠道だそうだ。
 

ロードバイクをササっと組み上げたフジタ君はワンペダルツーペダルで違和感を感じた

スリーペダルフォーペダルでリアホイールからカンカンカンカンカンカン!とけたたましい音が港に鳴り響いた

さぁ、リアディレイラーの様子がおかしい。

 
大丈夫大丈夫、出鼻を挫かれるのは慣れているオレ達は。








2025年11月9日日曜日

bootleg夏祭り



今年からbootlegと名称を変えて、B面みたいなミニミニ祭りをやった。

商店会の駅前夏祭りがA面だとしたら、こっちはB面。

こじんまりと、だけど少し深く、イリーガルな祭りは楽しい




メインコンテンツは流しソーメンである
子供達にちゃんとホントの流しソーメンを体験させたい
って言ったって私も子供の頃に体験したことはなく、絵本の中の事だった。

絵本の中の事だけど、やりたいことは色々あるよ
いかだ下り、どこでもドア、すいとんの術、五右衛門風呂、
モールス信号、ピザ釜、ブーメラン、グーニーズ、


汁碗は、東本町の野島農園から採ってきた竹を自分で切って作る
同じ釜の飯を食うというか、同じ流れの麺をすする
こんな事、A面では出来ないヨナ


規模が小さいから出来る事ってあって、そういうのが楽しいじゃないか

昨日の学校では関わらない違う学年の子と遊ぶ機会になる
明日からの学校でスレ違っても話す事はないと思うけれど、お互い気付いてはいるんだ。

君たちは、自分の育った東久留米って町にはなんだか謎のミニ祭りがあったと記憶に残ってくれたらうれしい




ママが唐揚げをどんどん揚げて、チビがウーバーしてくれる無限唐揚げ
こういう差し入れが自然発生してくれるのは本当に嬉しい
アイデアも楽しいし、気持ちも嬉しい

6年前のPTAで私が迷惑ばかりかけていたママ友の仕業だ
それ以降お世話になりっぱなしである




子供たちが大きくなると同じく私も年をとる

子供向けローカルアクションはなるべくなる若い子育て世代の人達に作り上げて欲しいが
その世代の親たちは往々にして多忙な日々を送っているし、なかなか難しい問題だよな


私は年をとって時間が作れるようになるのと引き換えに何を失っているか



・・・



夏の持ち弁(自分で持っていく弁当の意)は、
冷やしうどんを持つ技を体得した。

南沢の塗装屋のシモジョー君に教わった
乾麺は半分位に折って茹でる、そうすると食べるときにほぐしやすい。
麵つゆはジップロックスクリューでストレートで持ち、現地で水で薄める。

それとコンビニで唐揚げを買う、天ぷらが入手しにくいための代替である。
唐揚げを合わせるのは私のオリジナルで、シモくんは素うどんだけのスパルタンスタイルだ。







2025年11月3日月曜日

島の準備



 


犬のなかでは柴犬かわいい

西口の新鮮市場の駐輪場でイイ子にして待ってる

おまぬけなのがたまらんし、私が近づいても微動だにしない、肝座りすぎ



・・・


島行きが決まってから、体力作りのためジョギングを始めた
目的は心肺機能を鍛える
週に3度ほど4~5km走ってる。

それとスクワットも始めた
目的はは太もも周りの筋力を鍛える。
バイシクルペダル踏むときは太ももの力が大事だと思う。
深く沈むタイプのスクワットを30回×3セット
これも週に3度ほど。


後に私が4~5kmと思っていたのは、計測するとたった2.5kmだったりしたが、
とにかく一緒に行く友人らに迷惑をかけるわけにはいかない。

久さんは、毎日往復30kmの自転車通勤をかかさない人だし、
フジタ君は、正月は国立に立つようなファンタジスタだ。


自転車もちゃんと整備しよう
志木のサイクルボーイに預けて、駆動系、変速機、ブレーキのチェックとリフレッシュを頼んだ
小さなお店に所せましとパーツが詰められ、店主の田中さんの頭の中には凄い量の知識とノウハウが詰まっている。

二日後、めちゃめちゃ調子良くなった!!!
当たり前だけど、調子のいい自転車はいい。
島に行く前にピットインさせて本当に良かった。



・・・



吉祥寺のいぶきうどん
久さんに教えてもらったうどん

多彩なメニューに圧倒され、ぜんぶのせ?みたいなのにしてしまい満腹になってしまった

反省してる

必要なものだけをソリッドに頼むのが正しいと思う

スープが美味しい
天ぷらが美味しい!
麵はもっと固い方が好みである




2025年10月26日日曜日

夏祭り訪問



東久留米駅から少し離れたエリアの滝山・前沢の夏祭りに行ってきた。

ここの商店街で友人のガオムーが商売をやっていて、夏祭りにも関わっているとの事で。


祭りが好きだと思われがちだが、そんな事はなく逆に苦手である。 

祭りは陽キャとヤンキーのもので、私のようなシャバ憎にはフィットしないのが一番の理由だ。


知らない町の夏祭りは知り合いがいないからか、ちょっと寂しいな

と思ったらタンクトップ姿で生ビール片手のユリアちゃんに会ってビックリした。陽キャ代表の可愛いママ友である。

失礼ながら寂れた商店街かと思っていたが、夏祭りのエネルギーが凄い!
この町にこんなに人が来るなんて!?

後日、駅前商店会の会長にその事を話したら、滝山・前沢は盛り上げようという地域の気持ちが強い。危機感を持って取り組んでいると。

そうなのか、人々の想いが団結する事は、それほどのエネルギーを噴出させるのか。


ガオムーは、滝山・前沢のボスの人柄が素晴らしいとも言う。

例えば会社は社長の噐と同じサイズであると聞いたことがあるが、とても理解出来る。
社長やボスの人としての噐が大きければ、その組織は大きな力と結果を得ていくのだ。

私の商売が個人事業の域を超えない事、
ハロウィンでも仲間達の気持ちをまとめられていない事など反省ばかりで、
自分の人間としてのちっぽけさを気付くには充分だ



・・・



別の日

不動橋公園を通ると夏祭りをやっていた、そういえば今夜だったな

長く継続してる夏祭りだが、私が注目してるのは、この不動橋公園には水道もトイレもない。
その状況下でイベントを催行してるのは謎だった。
初めて会場に入ってみたが、謎は解明されず深まるばかり。
住宅街に囲まれた公園だから、家から近い人々が集まっているのかもしれない。
トイレ行きたくなったら帰るくらいの。

北口のもつ焼き屋の大将かくちゃんが、蛍光イエローのベスト着て自転車置場の整理係をやっていた。
素敵な事だと思った。
週末の夜だぜ、かくちゃんだって店に立てばその分売上に反映される。

それも大事だけど、それよりも地域の文化に貢献する彼を私は応援したい。
あん肝ポン酢



・・・



11月1日(土)はハロウィンクイズラリーパレード

行政とのやりとりや法人相手と協賛金の相談を進めていると、

視線が今までと変わっている自分に気づき反省した。


大事なのは参加してくれる子供達の事なんだ





 

2025年10月17日金曜日

CAZUキャンプ場

 


飯能のCAZUキャンプ場に、一平君家族らと行った。

この界隈の川遊びスポットでは一番好きかもしれない

平日はもちろん空いているし、
土日も予約制で制限しているので、とんでもない芋洗い状態にならない。
トップシーズンに見られるあの先着順の殺伐とした雰囲気も皆無である。

川が良いのももちろんである。



オーケーストアの海老と獅子唐を焼く
一平君も私もキャンプを嗜むのもあってか、どうしても色々と動いてしまう。
食材の焼き具合の事、調味料の事、火の塩梅、等々。

対して妻二人は椅子に座ってしゃべくりセブンびくともしない

調理と片付けをセットでこなし、散らからないようにする父2人と、
積もる話に夢中でまるで居酒屋のテーブルのようにする妻2人。
ここには食器をさげてくれるホール係はいないんだぞ。

それでもめったに外に出てこない妻二人が来てくれただけで嬉しい
それを忘れるな私は。

娘二人は、渋谷の方が全然好きだけど、友達と一緒なら飯能もなんとか。


乗用車より貨物車が好き

もう一生リーフスプリングでいいよ私は。


・・・


帰宅して道具の片付けをしてたら一平君から連絡があり、今夜この勢いでサウナ行きましょうと。

サウナの先生でもある一平くん直々のお誘い、断るはずもない。


いつも避けているスパジャポに行くことにした。

東久留米にオープンした超大型スパ施設である。

一平君は、こんな東久留米にこうこうとネオンが光る様は不夜城のようだと言った


もちろん若者たちで混んでいた
スノーマンのような、三代目のような男子君達でとても混んでいる。

確か19時過ぎに入館。入浴やサウナ3セットで21時頃まで滞在したかな。
それでもどんどん混雑は増す。凄いところだココは。

彼らは大体4~5人で来る。
でその4~5人一緒に同じ湯槽に入ろうとするし、一緒にサウナに入ろうとする。仲が良い。
それは無茶だろ~ と思うのだが、ココはそれが許されるアミューズメントなのだ。

例えば友人らと人気のラーメン屋に混雑時に行くならば、店員の「席離れますがいいですか?」は即答で受け入れるのがマナーであろう。

対してスパジャポはみんな一緒がいい が許されるのだ。
そこに苦言を呈すようなオジサンは行ってはいけない。

ここはヤング達の遊び場である





そこから東久留米北口に戻って、祥龍房へ
妻と娘はもう布団の中だろう

豆苗炒めと、あの中華の豆腐のソーメンみたいなやつ。



妻達、子供達、そして一平くんのおかげで素晴らしい夏の一日となった